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 鼻先が垂れている状態を「魔女鼻」(ドルーピングノーズ)といいますが、その名の通り、ちょっと意地悪な印象を与えてしまうようです。

原因は、大鼻翼軟骨が外側鼻軟骨と鼻中隔軟骨に対して、前のめりになった状態で接合しているからで、手術はこの3つの軟骨を一度バラバラにした上で、理想的な形に組み替えます。多少アップノーズ気味に仕上げると、明るく、優しい印象になります。

魔女鼻を、シリコンなどのプロテーゼを挿入するだけで矯正しようとするクリニックもありますが、鼻尖の皮膚が薄くなって破れてしまうこともあるのでおすすめできません。

どのような手術方法が適しているかは、その人の皮膚などの性質にもよりますので、事前に手術方法を確認し、きちんと相談することです。
鼻孔内から鼻柱に切開を加えて、鼻背まで充分に剥離し、大鼻翼軟骨、外側鼻軟骨、鼻中隔軟骨をバラバラにしたうえで組み替えて固定し、縫合します。

前のめりについている大鼻翼軟骨を上後方に回転させ、アップノーズ気味に固定するということです。

鼻柱の横切開は、場合によっては加えなくても手術可能です。
30〜40分 5〜7日
手術直後は鼻尖部を中心には腫れますが、徐々に解消します。2〜3日はテープで鼻を固定しハレを小さく抑えます。メガネは2〜3週間後から掛けることが可能です。

術後の処置等は隆鼻法と同様です。鼻柱を横に切った傷あとも、時間とともに目立たなくなります。
マスク
鼻の長さが短く、鼻の穴が上を向いていると、ちょっとこっけいな印象を人に与えてしまいがちです。

実際は鼻自体はそんなに短くないことが多いのですが、魔女鼻の反対で、 大鼻翼軟骨が外側鼻軟骨に詰まった状態で接合していると、鼻先が上を向きすぎるために、鼻自体も短く見えることがあります。

これは「軽度の短鼻」とよばれるもので、短鼻を修正する手術の中では一番簡単なものです。


とくに短鼻ではないが、鼻先が少し上を向いているのが気になる人

短鼻で、鼻先が上を向いているのが気になる人 (→中等度の短鼻修正)

魔女鼻の修正と反対の操作をします。

同じように切開を加えて剥離し、骨を一度バラバラにした上で、大鼻翼軟骨がそっくり返っているのを、少し前のめり気味に組み直して固定し、縫合します。

仕上がりは、鼻先が少し下向きになってきれいです。
・軽度 30〜40分
・中度 60〜80分
・鼻の皮膚に余裕がない場合
60〜90分
7〜10日
隆鼻術と同様
隆鼻術と同様
短鼻の原因は、鼻の骨(鼻骨や外側鼻軟骨)が短いのに加え、外側鼻軟骨と大鼻翼軟骨とが詰まった状態で接合していることにあります。

この手術では外側鼻軟骨と大鼻翼軟骨とを分離し、その間に自分の組織を移植して、鼻を長くします。

ただし、鼻の皮膚に余裕がある人とない人とでは移植の方法が違い、ともに難しい手術なので、しっかりとした知識と技術を持った医師のもとで手術をすることが望まれます。

この場合、シリコンプロテーゼを使うのが危険なのはもちろん、軟骨などの自家組織を使ったとしても、それを挿入するだけで形を整えるという安易な手術方法をとるのは、絶対にしてはいけないことです。


短鼻で、鼻先が上向きなのが気になる人

短鼻ではないが、鼻先が少し上向きなのが気になる人 (→軽度の短鼻修正)

  →鼻の皮膚にある程度余裕がある場合
鼻孔内の粘膜から切開して外側鼻軟骨と大鼻翼軟骨を分離し、その間に耳の後ろから取った軟骨と皮膚とを補充して鼻を長くします。
60〜80分 7〜10日後
手術直後は鼻先を中心に腫れることもありますが、徐々に解消します。

術後1週間はテープでの固定と、鼻孔内タンポン(ガーゼ)が必要です。
マスク

  →鼻の皮膚に余裕がない場合
鼻孔内の粘膜から鼻背にも切開を加えて、鼻の皮膚に余裕がある場合と同様の操作をします。耳の後ろから採取する軟骨は、表裏両面の皮膚をつけたままのものにし、これを補充します。ただし、この手術は非常に難しいので、美容的な理由から行われることは少なく、希望の場合はまず信頼できる医師に相談することが大事です。
60〜90分 7〜10日後
鼻の皮膚に余裕がある場合と、同じように、1週間ほどのテープ固定と鼻孔内タンポンが必要です。耳から採取した複合移植片が生着し、ある程度落ち着くのに3〜4週間はかかります。メガネの使用はそれ以降になります。
マスク