若いうちは皮膚全体が皮膚や結合組織の主成分であるコラーゲン弾性線維によって隙間なく規則正しい配列で埋められています。ところが加齢とともに少しずつ隙間ができ、配列にも乱れが生じるようになると肌のハリが失われ、表情筋の引き込みによる力にも復元力を失い、折れ癖がつきシワとなって現れます。
その空洞化した部位に新たな物質を補充し、表情筋による引き込みを邪魔しようというのが、ヒアルロン酸あるいはコラーゲンの注入法です。言い換えれば折れ癖のついたシワの下につっかえ棒を入れてやる方法です。身体に悪影響を与えず一定期間以上持続する物質が今のところヒアルロン酸とコラーゲンしかないというのが実情です。ヒアルロン酸はアレルギーの心配がないので皮内テストも必要なくその場で注入して解消できます。注入後は皮膚内でもともと存在するヒアルロン酸と融合して、自然な膨らみを与え、シワを目立たなくさせます。持続力はコラーゲンの1.5〜2倍で、注入後も痕は目立ちません。コラーゲンの場合は安全性確認のため皮内テストが必要でその判定に3〜4週間かかります。持続期間は3ヶ月〜1年程度です。また注入したコラーゲンは6ヶ月〜1年半の間に吸収されてしまうので、その都度補充が必要です。 |